




国見町官民共創コンソーシアム
福島県国見町は、2022年3月に『国見町官民共創コンソーシアム「KUNIMI PUBLIC-PRIVATE CO-CREATION PLATFORM」(通称:KUPUCO 呼称:カプコ)』を発足しました。広域の多種多様な民間事業者との連携によってコンソーシアム(共同体)を創出し、自治体が直面する課題を解決できる仕組みをつくることで持続可能な地域経営の実現を図ります。

MESSAGE

力を貸してください。そして一緒に楽しみましょう
国見町長 引地 真
行政は無力だな…。さまざまな場面で、そう思い知らされます。
私たちは、一所懸命に自力を高める努力をしながら、併せて謙虚に知恵者の学びと経験者の技を借りて、まちづくりをしたいと思います。
これは、東日本大震災と原発事故で私たちが知った、まちづくりの方法の一つです。あのとき、放射能の怖さやそれぞれの事情で町を離れる人がいる中、この町で暮らし続けることを選んだ人たちがたくさんいました。私たちはこの人たちと一緒に復興の道のりを歩む決心をしました。やがて私たちに心と力を寄せてくれる人たちが現れました。そして私たちは「助けてください」と言う勇気を持つことが、決して恥ずかしいことではないと知りました。
国見町は農業が基幹産業の、どこにでもありそうな町です。でも、私たちには、なくてはならない大切な町です。その愛着と誇り、歴史のある町が、皆さんとの出会いで、また新しい一歩を踏み出そうとしています。これから始まる取り組みの過程で、たくさんの知恵と力をどうぞ、私たちに貸してください。そして、先が見通せない今だからこそ、誰と、何を大事に、どう生きていくのかを思いながら、楽しみましょう。
今後の展開
関心が高い企業を防災エコシステムに招聘
国見町官民共創プラットフォーム
11の分野からコンソーシアムを創造
官民共創という新しい概念によって
レジリエンスな産業を創出します。


命を大切に 誰もが幸せに暮らすまち くにみ
ー まちづくり基本理念 ー
国見町が目指す6つの町づくり
国見町がめざす6つのまちづくりは、基本理念を実現するために取り組む「まちづくり」の姿を掲げるものです。この10年間に取り組むまちづくりの姿を明確に定義することで、すべての国見町にかかわる人たちが同じ目標に向かい、それを理解、共有しながら未来へ向けたまちづくりを推進することができます。今、「公共」は行政が行うもの
という考えが一般的です。しかし、まちづくりの主役は町民や国見町に集う人々です。先行きが不透明な今町民事業者、団体、行政の壁を取払うことが必要です。互いの信頼関係のもとで、それぞれの持つ能力や強みを発揮し力を合わせ高めあいながらこの将来像へ向けてまちづくりに取り組みます。
これからの「まちづくり」には
様々な分野で官民の共創が必須となる。

国見町官民共創コンソーシアム









これらのビジョンに対して、基礎自治体では対応困難なことを、企業のプラットフォーム構築を通じて、課題解決のみならず、新たなサービス・プロダクトの研究・開発を行い、新産業創出を行います。また、あらゆるノウハウやネットワーク、事業の合理化・経済性を高めることによって、地域のRESILIENCE力の底上げを目指します。
